クリナン運河 1
クリナン運河 1
イギリス北部、スコットランド地方で戸惑うのは、方言が多く、海図の地名にも、よく使われていて、戸惑う事が多いこと。例えば”LOCH"。LOCH NESS
(ネス湖)では湖。LOCH FYNEでは入江、細く入り込む。他の意味にも使われているようで。
トゥルーン港を出てから、クリナン運河の南入口、アドリシェイグ(Ardrishaig)まで、約40nm、高緯度で昼間の時間が長いが、最初の港、明るい内に、余裕を持つて着くよう。天気図、潮汐表、マリーナのアドバイスで入念にクルージング計画。
早朝、マリーナ出発、LOCH FYNEへ向け、北西に針路をとる。春の下旬の明るい太陽の下、緑の多い山並みを両側に、快調にクルーズ。
人里離れ、背後を山に囲まれた辺鄙と思われる所に、城跡かと思える、豪邸宅も。
計画どうり、満ち潮に乗り、LOCH GILP 内、クリナン運河の南口、ARDRISHAIGへ着いたのはまだ太陽が高く、満潮に近い時で、潮待ちすること無く、運河、最初の閘門、直前の桟橋へ係留。事務的な手続き、説明、支払(安い!)、通行時のアシスタントを1人手配、等短い時間で済ます。
クリナン運河:全長7.5nm 約14.5km 海面との高低差が大きく、中間の水路が常に高いので、閘門を設け人為的に高低差を調整して、通行可能にしている。
此処の運河の特徴は、海と通じる閘門(計4ヶ所)を除くと。
- 自分達で閘門を開閉して通過すること。
- その閘門の開閉は人力で行う。
- その為、最低4人が必要。
水圧がかかっている扉(水門)人力で開けられるの?
両側へ観音開きする扉に付いている、丁度窓のような小さい口を、機械的にハンドルを回すことでスライドさせて、水を出入させ、両方の水位が同じになると、扉に付いている電柱ほどの大きさの太い棒を使い、押し開ける。
運河は余り長くはないが、時間がかかるので、最初の閘門(1,2がペアー)を入った場所で係留。
好天気に恵まれ一泊、明日のんびり運河を楽しむことに。)
係留後の付近の探索、散歩は何処でも、興味津津。
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