イベリア半島北西端の街、ラ・コルニア
イベリア半島北西端の街、ラ・コルニア
ビスケー湾を渡った、南へ、スペインへ、南国への思いは、北欧の地から着きますと、想像以上の感激と違った期待を感じます。
夜明けと共にイベリア半島の山並みが、朝日をバックに、輪郭がクッキリとして来ると、当然の事とは言え安堵感が出ます。
目的地は近いぞ。本当に最初の目的地、ラコルニアに間違いない? やはり慣れていても、最初の土地へ着いた時は、此処本当に計画した目的地か?ふと感じる事もあります。
港内へ入った後、防波堤内側に沿うよう、ヨット・クラブの方へ向い、最初は錨泊。後ヨット倶楽部のブイへ係留。
港内の突堤に建つお城の近く。荒天でも安心できる場所は最高です。
手続きその他、場所などは、クラブの人が、実に丁寧に教えて呉れます。実にスムースです。
海産物の荷揚げ場、市場。漁船の形は変わっても、凄い沿岸漁業の熱気があります。
夏のお祭り時、この城(サン。アントン)が花火の打ち上げの基地となる。丁度その時、近くのブイに係留してましたが、眺めは最高、風向きは良しで被害なし。
ローマ時代からの灯台が、姿を変えて、今も光を投げかけ、導きます。沿岸航海の良き目印。
港から約3KMのこの地は、散歩には絶好。
地方最大の聖地・サンチャゴは当地から、バス便が多く出ているので、観光・お参りでないの?に出かけて来ました。
ほんと!ヨットとは無関係ですので、興味ある方のみどうぞ。
ある事件:
ラコルニアは部品の調達、食糧補給、修理、陸地内部への観光、安心出来るヨットのの係留申し分のない街でした。
唯一つ、盗難に遭ったことです。
2本のロープでしっかりとヨットに繋いでいた、船外機付きのテンダー(ゴムボート)を鋭利な刃物でロープを切られ、お祭りの夜中に盗まれたこと。
警察での手続きが、言葉の問題もあり、長い時間掛かって結局解決せず。
日本の様な治安の良い国で慣れていますと、つい油断します。
ただ面白い事に、皆さんそれぞれ、事件についての見方が多い事。
- 窃盗専門の連中 > もう闇市に出てるだろう。
- 漁師の仕業だよ。
- 港に停泊中のF国のヨットの仕業だよ。
などなど。
予備のディンギーを持っていたので対応できましたが。