海の玄関から今日は!  ヨット・タカマミ で一緒に海外クルージングの世界へ。

オランダ運河の旅 1

オランダ運河の旅 1

マストを外し、デッキへ積んだヨットで運河を通る姿は、絵になりません。

最初は、ヨーロッパの西岸沿いに、南下する計画でした。寄港地では観光と同時に、本屋へ立ち寄るのも楽しみです。イギリスでセーリングしていた時、立ち寄った、ある本屋で、偶然見つけた本”オランダ運河をマストを立てたままで通り抜ける”夢中で立ち読み、後買い求め読み耽る。

なんと、オランダの運河の北東端 デルフセイルから、北海へ出ることなく、南端ベルギーとの国境迄マストを立てた状態で、運河を通過できる事が判った。
但しマストの高さに依って、通過する運河を選ぶ必要がある。

運河を通過すると多くの道路、水門を通ります。道路と交差する時

  • 橋の片側へ跳ね上がり開く。
  • 橋が両側へ跳ね上がる。
  • 橋が横に振り開けられる。この時は、接近する距離に注意が必要。。
  • 橋が一方へ引き込まれる。
  • 橋の下を潜る。水上からマストの頂上まで。少なくとも1割の余裕を持ちました。

など色々の方法が見られます。

一番重要なのは、橋を潜るときの水面上の高さが絶対条件で、運河の経路を選択の必要があります。勿論船の長さ、幅、喫水も重要ですが、これはある程度の許容度がある。

水面から、タカマミのマストの高さは18Mですので、経路を検討、条件に合う運河、水路を選びました。

選べた運河は、京都に例えられる・GRONINGEN>北部の主要地・DOCCUM>LEEUWADEN を通過 IJSSEL MEER(外塩水湖?)に面した,賑やかな LEMMER へ出る。

LJSEEEL MEER 水門を通過 MARKER MEER >AMSTERDAM >GOUDA >ROTTERDAM 東部 > WILLEMSTAD を経て VLISSINGEN でオランダに別れるコースです。

運河の通過は、それぞれの風景などを楽しめますが、今回の最大の興味は。

  • オランダの京都と云われる古き町の中心街の通過。
  • 1日のうち、真夜中に、30分間だけ! しか開かない鉄道と主要幹線道路を通過。
  • アムステルダムの中心街を50隻を超すヨットが、真夜中に群れて走る。
    期待以上の、経験をさせて頂きました。


注:LEMMER市はLEMSTERLANDの隣。
一般航路ではなく、フリースランドの内側から、デルフセイルへ。運河の入口辺りは、外側を厚いい土手で守られ、その土手に沿って南東へ約3NM走り、土手の先端を回り、土手の内側を北西へ折り返す。一番奥に運河への閘門・シーロックがあります。

ご存じと思いますが、干満差の大きい所では、シーロック・運河の入口は干満の時間に左右されます。

DELFZIJL到着後、シーロックの外側で潮待ち。翌朝運河内へ。

土手の先端を回り、運河の入口へ。右が土手です。


外側へ築かれた頑丈な土手はこのようでした。向こうは北海


オランダでの運河通過の初日は素晴らしい天気でした。


主要道路の橋を通過時は場所により、開門の時間が決まってます


忙しくない水門では、汽笛を早めに鳴らすと、止まることなくそのまま、通過できます。


運河通過の時、特等席です。周囲の田園風景が一望できます。喉が渇くと、ビールの差し入れ。


ご存じオランダの風景


大型のバージとすれちがう時は、注意が必要。最初は船首が反対側へ、重なる頃から船首が、吸い寄せられる現象。


前景のバージのブリッジ。その下は住居。職住一緒のバージが多いです。


田舎ではこのような色彩は珍しかった。


オランダを感じさせます。


静かなたたずまいです。

交通量の多い橋は、開門の時間が決められています。それまでは、早く着くと待機です。
どちらの方向が優先するかは、青赤の信号で交通整理されます。
この橋の例、十分に上げられてない場合は、マストがクリアー出来るか気になります。

グロニンゲン街へ接近


段々と中心街へ近付きます。

グロニンゲン市街の中では観光船のコースとなっている、水路も通過します。周囲に見惚れて事故を起こさないよう気を付けました。
さすが観光の街。遊覧船も満席です。


歩行者用の橋は簡単にスゥイングして通過しました。


中心街のお休み処。込み合ってました。


公園の側を。この様な所へも係留してお泊まり出来ます。


路地裏のような所を通過してグロニンゲンにお別れしました。、

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